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坐骨神経痛といったら「梨状筋」がよくとりあげられるみたいですが、
実は「大腰筋」という筋肉も関っていることがあります。
腰痛の方とかはこの「大腰筋」を緩めましょうって言われたことが
ある方もいるかもしれません。
腰痛にも深く関っている大腰筋が、坐骨神経痛の原因になっていることが
ありますよ。
『ネッター コンパクト解剖学 アトラス (南江堂)より』
上図のように腰の背骨(L1~L5)から出ている神経(黄色い線)が、大腰筋の
周りを走っています。これらの神経は下肢の方に繋がっています。
大腰筋が固くなってしまうと、これらの神経の束を挟み込んでしまいます。
神経の束が挟み込まれてしまうと、正座をしていると脚がしびれる時のような状態が
慢性的に起こってしまうことで、下肢のしびれが続くようなことが起るのです。
筋肉は縮んだ状態を長く維持すると、縮んだままになってしまい
自力で元に戻れなくなります。
大腰筋も日常の中でそのような状態になり、固くなってしまいます。
大腰筋は、直立姿勢の時、骨盤を前傾に保ったり、
股関節を曲げる働きがあります。
両足が着いた状態で左右両方の大腰筋を縮めると、
上体を前に屈める動きになります。
股関節を曲げる働きがあるので、歩く、走る、階段を登る時など、
日常生活で多くの場合必要になる筋肉です。
積極的に歩いたりすればいいですが、座りっぱなし、立ちっぱなしが
多くなると、大腰筋は動かずに縮んだ状態で止まってしまいます。
そうなることで、固くなっていってしまいます。
坐骨神経痛だけでなく、腰痛やぎっくり腰にもなりやすくなります。
日常生活の中では、座った姿勢が最も大腰筋を縮ませる姿勢になります。
長時間のデスクワーク、車の運転をされている方は、
腰痛や坐骨神経痛になりやすいです。
また、冷たい食べ物や飲み物を飲食することで、
内蔵が冷え、その冷えにより筋肉も冷やされ、固くなってしまいます。
当院の患者さんでも腰痛や坐骨神経痛になる方は、
デスクワークの多い方、トラックの運転手、タクシーの運転手などの
座り仕事の方が多くいらっしゃいます。
大腰筋の固さから坐骨神経痛になっていた場合、痺れたり、痛いからといって、
じっとしていると中々改善しません。大腰筋を動かすようにしないと、
固いままで緩んでいきません。また、一時緩めても同じような座りっぱなしのような
生活習慣を続けてると、すぐに戻ってしまいます。
積極的に動かすようにしましょう!
中には、階段の昇り降りを毎日していたら治ったという方もいらっしゃいます。
少しづつでもいいので、身体を動かしていきましょうね。